前回の記事 では、一見のどかな上の写真の川で起きた
ちょっとした事件
のことをお話いたしました。
今日はその川があった場所について少しお話ししたいと思います。
場所は イングリッシュ・ヘリテイジ(英国遺産)
に指定されている
ミンスターラヴェル(Minster Loverll)という場所です。
入り口には上の写真のような看板が出ていますが、
黄色の丸の中の開館時間にご注目!
「Any reasonable time」
となっていますね。
日本語にすると変なのですが
「いつでも適当な時間に」
とでも言えば良いのでしょうか。
つまり、いつ入ってもいい、ともとれるわけです。
まぁ、ここは人里からちょっと離れたところに塀や囲いもなく
ポツンと建っているわけですから、いつでも入れるには違い
ありませんが「24時間開館」などと書くのではなく、
「Any reasonable time」
と書くところが英国らしい書き方で、これを見て思わず笑ってしまいました。
ここはシェイクスピアの悲劇でも有名で15世紀後半の薔薇戦争の
最後のヨーク朝イングランド王 リチャード3世(在位 1483年 – 1485年)
の忠実な家臣であったラヴェル卿のマナーハウスです。
かつては華やかなホールでダンスパーティや晩餐会などが
繰り広げられたあろうその場所が、今では廃墟と化しています。
入り口から少し進んでいきますと、また看板があります。
この看板の下方にご注目ください。
「Do not Crimb」
とあります。
つまり 「登らないでください」
ということなのでしょうが、 登りたがる人がいるのでしょうね。
別の角度から見たマナーハウス。
形があるものはいつかは無くなるとはいえ、美しくも虚しい姿です。
今では、川沿いにある静かなこの場所を散歩したり
ピクニックをするには、絶好の場所となっています。
この日もお天気がよかったこともあり、私たちのほかにも
多くの人々(といっても10数名ほどですが^^)がこの景色を楽しんでいました。
私たちはこの後、この場所の近所にあるティールームでアフタヌーン
ティーを楽しみましたので、次回はそちらをご紹介したいと思います。
続きを読みたいとおっしゃってくださいます、お優しい方は
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どうぞよろしくお願いいたします。
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12 Comments
1. Any reasonable time
イギリス人の友達がいますが、とてもアバウトな感じが、似ています。
いつも癒されています。
http://ameblo.jp/kyokookoyk/
2. Re:Any reasonable time
>よっちんさん
こんなお時間に早速のコメントをありがとうございました!
さきほどマスクのつくり方を拝見しましたが、いいですね。
こちらではマスクは一般的ではないので、役立ちそうです。
アバウトな感じが‥‥やはりそうですか(笑)。
http://ameblo.jp/eikokuantiques/
3. 無題
静寂、鳥の声、せせらぎ、春の風・・・
中世のヨーロッパの忘れもの?
素敵ですね~
写真のアングルも最高ですよね。
優しい気持ちになれます。
ありがとうございました~
http://ameblo.jp/ohotan/
4. 偶然?
Mia様
イギリスにもこんなところがあったのですね。
どことなくコロッセオに似たところが素敵です。
偶然? いや歴史的背景を考えればおかしくないか。
元は違うみたいですが。
http://www.egaiasyoten.com/shopdetail/009000000004/order
5. Re:シュガーシュガーさんへ
>シュガーシュガーさん
静寂、鳥の声、せせらぎ、春の風・・・とは想像力が
とても豊かでいらっしゃいますね。
私は写真について何もコメントをいたしませんでしたが、
シュガーシュガーさんのおっしゃるような光景がまさに
そこにありました。
素敵なコメントをありがとうございました。
http://ameblo.jp/eikokuantiques/
6. Re:偶然?
>Roolyさん
そうですね、そう言われてみればコロッセオに似ている
かもしれませんね。英国のお城などは優雅さよりも
戦いに備えて強靭に作られていたので、フランスの
それよりもローマに近いかもしれません。かつては
ローマ軍に侵略されていたことも背景にあるかもしれませんね。
http://ameblo.jp/eikokuantiques/
7. 落ち着きます
イギリス人のユーモアな看板、そして天然芝?と小川を観ていると、日本にはない落ち着きを感じます。すぐ近くでリスが走ってたり小鳥が飛び交っていそうに感じてしまう。日本は今過疎化が進み、そのうち廃墟となる山間部の村落がでてくると思いますが、イギリスの様に綺麗でいてほしいと思います。
http://ameblo.jp/hide1-taka2/
8. Re:落ち着きます
>のっぽのひでさん
コメントをありがとうございます。英国では芝生は
年中青いのですが、この時期になりますと新芽が
出て、より青々としてきます。これからの季節は
こんな芝生の上に、チーズやワイン、サンドウィッチ
などを携えてピクニックをするのが英国流のレジャーですね。
ここは幸運なことにイングリッシュ・ヘリテージとして
守られているのは、(もしかして役にも立たない?)
古いものを大切にする英国ならではと言えるかもしれませんね。
http://ameblo.jp/eikokuantiques/
9. こんにちは。
良い雰囲気の佇まいですね。
でも、小中学生のお子さんだったら、登ってみたくなるんじゃないでしょうか。
私の中の、ヨーロッパのイメージそのものです。
http://ameblo.jp/night-fighter/
10. Re:こんにちは。
>無糖歯痛さん
小中学生のお子さんだったら‥‥正直申しますと
実は私もその中の一人です(^▽^;)
こちらの構造と申しますか、残っている形は本当に
上りやすそうで、上からの眺めを堪能してみたい
誘惑に打ち勝つのが大変なのです(笑)。
大人も上りたくなるというわけで、あのような看板があったわけですね。
http://ameblo.jp/eikokuantiques/
11. ばれちゃ~ぁ仕方がありません。
私もその一人です・・・・。
http://ameblo.jp/night-fighter/
12. Re:ばれちゃ~ぁ仕方がありません。
>無糖歯痛さん
やはり、そうですか(笑)。
でもこんな自然があふれる中にいると、だれでも童心に
帰りたくなるものですよね。 ← (言い訳)
http://ameblo.jp/eikokuantiques/