■ カントリーライフ

庭で見つけたかわいいもの(2)

2009年8月26日
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8月4日に「庭で見つけたかわいいもの」
という記事を書きました。



簡単にその記事を振り返りますと、私と長男が庭を見ながら朝食を食べているときにタカがシラコバトという日本では天然記念物になっている鳩を襲うところを見たんですね。





その後、鳩を連れ去ったタカが庭の奥の方に移動したので、息子ともども見にいくとそこに傷ついた鳩がうずくまっていたので、その鳩を助けて世話をしているというところまでお話いたしました。







                 シラコバト

英国・コッツウォルズより愛をこめて-シラコバト





今日はその後のお話になります。





鳩は傷ついて木の下にうずくまっていましたので、簡単に捕まえることが出来ましたが、やはり私達人間が当然怖かったんでしょうね、「くーっ、くーっ」と悲しそうな声で鳴くのでかわいそうでしたが、手当てをするためには連れて行くしかなかったので、私が両手で抱えるようにして家につれて帰ってきました。



英国・コッツウォルズより愛をこめて-セイカーハヤブサ

         鳩を捕まえたのと同じ種類のタカ





まさかこんなことになっているとは思わなかったので、鳩を入れる入れ物などを用意していませんでしたので息子に鳩を持たせておいて私はセラーにダンボール箱を探しに行き適当な箱を見つけてキッチンにもどり、早速その箱に鳩を入れようとしたときに、鳩が息子の手からするっと‥‥。





あっと思ったときには鳩は部屋の隅の隙間に入り込みそうになってしまっていました。





息子が「早く助けて!」というのですが、私もどきどきあせる

もし捕まえるのに失敗したら、隙間に入り込んでしまって

永遠にそのまま‥‥なんてことにもなりかねません。







ですが、そこはもう一度落ち着きを取り戻し



「えいっ」汗



とばかり、鳩には申し訳なかったのですが、鳩の尻尾をぎゅっと捕まえ、入りかけていた隙間から引き出すことに成功したのでした。





ほっ、としたのもつかの間、鳩の翼の下から血が滴り落ちていることに私達は気がつきました。





とりあえず鳩を箱に入れ、薬と包帯を用意しました。





まずは、傷口の消毒です。人間用の消毒液を薄めたものをコットンにしみこませ、息子に手伝ってもらいながら翼を持ち上げつつ、水と消毒液で洗浄と消毒をします。



当然のことながら鳩は恐怖のあまりばたばたとしようとするので、それをおさえつつなんとか消毒をしました。何度もコットンを交換しても血はなかなか止まらなかったのですが、このときは鳩を助けたい一心でしたので血を見る恐怖心だとかパニックになったりすることはありませんでした。





そしていよいよ薬の出番です。なんの薬を使えばいいの?

こんなときは迷わず「馬油」です!?



なんて、ご存知ですか?馬油‥‥バーユと読むと思います。





とにかく他に適当な薬がなかったものですから、馬油を傷口へつけてガーゼをあて、包帯状になるネットを羽の上からかぶせ、かわいそうでしたが羽を動かせないようにしました。





そして、箱に食べ物と水を入れてやりましたが、その状態では鳩が自分で食べることが難しいので、はたまた息子とふたりで鳩の口に食べ物を入れてやりました。



こんなときの食べ物は、迷わず「ゆで卵」です!?



‥‥が栄養があっていいと思ったんですね。





インターネットでそんなときの食べ物や手当ての方法を調べましたが、まず載ってませんね。





だいたいは「自然のものはそのままにしておきましょう」というような一見理にかなっているような、でも私から見ると「そんなー、薄情な‥‥」と思ってしまうような情報がほとんどでした。





なかには拾ったすずめを育てて飼育に成功しているような例もありましたが、治療に関する詳しい情報は書かれていなかったので、勘に頼るしかなかったのです。





それでも、私達は自宅にも小鳥を飼っているのである程度は鳥の扱いに慣れていたのは、鳩にとってまだ幸いだったかもしれません。





そんなこんなで右往左往しながらも鳩にゆで卵と水を少し与えて私達はほっとひと息をつきました。





ここでひとつご注意を!





もし皆さんが鳥を保護するようなことがあって、その鳥にに水をやりたいとしたら、ごぼごぼ水を飲ませてはいけません。鳥の水の飲み方を想像していただければわかると思いますが、鳥はくちばしに少し水をつける程度の量しか水を飲みません。





ですので、水をどんどん飲ませるのではなく、スポイトのようなもので一滴ずつくちばしに水を入れてやってくださいね。鳥の大きさにより飲ませる水の量は違いますので、ここで何ccというのは難しいのですが、「お湿り程度」と覚えておいていただいてよろしいかと思います。





そんなこんなで元気のない天然記念物の鳩の面倒をみることになってしまったわけですが、野鳥は当然のことながら人に飼われたり、鳥かごに入れられたりしたことがないのでそんな状況に陥った鳥は本当に元気がなく食事も自分ではとりません。





そこで息子と私は一日に3回くらいゆで卵やピーナッツを砕いたもの、はたまたカナリアのえさまでやりながら一週間面倒をみていました。





そうしているうちに鳩の「くーちゃん」(息子が名づけました)は徐々に元気を取り戻し、傷もみるみるよくなってきましたので、包帯をはずしてやると鳥かごの中でバサバサと羽ばたく練習を始めました。





その間も毎日何度もくーちゃんのパートナーのシラコ鳩は毎日様子を伺いに来ているようでした。というのも普段は来ない場所でクーちゃんを入れている鳥かごのすぐ外にとまって様子を見ているようだったので、きっとお見舞い(?)に来ているんだろうと察したのです。





そんな日が数日続いたので一度鳥かごから出して見ると自力で部屋の中を飛び回るではありませんか!





「やったー」 ニコニコ





と息子と私も本当に大喜びで再度くーちゃんをつかまえて(下におりたところを柔らかいメッシュ状の布をふわっとかけてつかまえます)外に放してやりました。





くーちゃんは人間の私達にもわかるくらい、それは本当に大喜びで空に飛び立っていきましたよ。





私達はくーちゃんはうちの庭のことを嫌って来てくれないかもしれないと思いましたが、それからもくーちゃんとそのお友達たちは我が家へえさを食べに来てくれるので私達は本当にハッピーな気持ちでいっぱいになっています。



「くーちゃん、もうタカなんかにつかまっちゃだめだよー」



と息子はくーちゃんに叫んでいるのでした。



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英国・コッツウォルズより愛をこめて






英国製・バードバス




英国から入荷いたしました。バードバスに小鳥ちゃんもついてくるのでお庭の雰囲気はバッチリ素敵になりますね





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12 Comments

  • Reply ちぐさ 2009年8月26日 at 9:20 AM

    1 ■はじめまして♪
    今月上旬、初めてコッツウォルズを旅行してまいりました。村々の佇まいの美しさに帰国しても熱が覚めやらず、住んでる方の情報を探していて、Miaさんのブログにお邪魔することができました。

    ご長男さんとお二人で一所懸命シラコバトのお世話をしているお姿が目に浮かび、胸が熱くなりました。

    アンティーク食器のご紹介も楽しみにさせていただいてます♪

  • Reply 佐倉えり 2009年8月26日 at 5:36 PM

    2 ■(^∀^)
    くーちゃん、元気になって
    ホンマに良かったです(^-^)/

    Miaさんと息子さんにくーちゃんも
    感謝ですね★
    http://ameblo.jp/sakula-ellie/

  • Reply みらい 2009年8月26日 at 7:39 PM

    3 ■とっても素敵なお話ですね。。
    読んでいて感動しました。

    ビックリしたのはそんな身近にタカがいることです。自然の摂理とはいえ
    傷ついた動物をそのままほっとけないですよね。。
    ただ。。みらいは鳥にさわれないので
    このような時はきっとおろおろしてしまいそうです><

    元気になってもお庭に遊びに来てくれて
    息子さんもうれしいですね~
    読んでいるみらいもうれしかったです♡
    http://ameblo.jp/taiyomirai-love/

  • Reply みっく 2009年8月26日 at 10:51 PM

    4 ■いいお話しですね。
    はじめてコメントいたします。^^

    子供の頃 鳩を保護したことを思い出しました。
    助け上げたときには かなり弱っていたこともあって、残念ながら翌日亡くなったのですが。

    現在 鳥3羽と生活しており、極たまに思い出しては、もっと適切に処置してやれば あるいは助かったのだろうか、と思うことがあります。
    http://ameblo.jp/mik19700729/

  • Reply ぼの@カリヨン 2009年8月27日 at 6:13 AM

    5 ■レンジャーというか救急獣医さんは
    界隈にいらっしゃるのではありませんか?

    友人はハリネズミが車にぶつかって?瀕死のところを、そういう獣医さんに連絡して連れて行ってもらったそうです。ブリュッセル市内でのお話ではありませんけども。

    天然記念物だったら尚更、一報を入れないといけなかったりしますが、大陸ならではなのでしょうか…。

    ともあれ、鳩さんが回復して良かったですね。良いことをなさいましたね。

    http://ameblo.jp/carillonneur/

  • Reply 田園くらしすと 2009年8月27日 at 10:13 AM

    6 ■良かったですね
    野生動物を保護しても、ナカナカそのまま返せることは少ないので、読んでいてほっとしました。

    http://ameblo.jp/denen-kurashi/

  • Reply 英国アンティークス・Mia 2009年8月29日 at 12:09 AM

    7 ■Re:はじめまして♪(ちぐささんへ)

    >ちぐささん

    コッツウォルズにいらっしゃってたんですか?いい時期に旅をされましたね。お天気はいかがだったでしょうか?

    今回のシラコバトにつきましては本当にほっといたしました。野鳥とはいえ、ひとつの命ですので息子も私も大切に思っておりましたので。

    これからも楽しい英国の情報をお伝えしてまいりたいと思います。また遊びに来てくださいね。

    今日はコメントをありがとうございました。

    Mia


    http://ameblo.jp/eiokuantiques/

  • Reply 英国アンティークス・Mia 2009年8月29日 at 12:17 AM

    8 ■Re:(^∀^) 佐倉えりさんへ

    >佐倉えりさん

    本当に‥‥一時はどうなることかとハラハラしましたが、くーちゃんが元気になってよかったです。

    おまけに、くーちゃんが我が家のことを宣伝してくれたのか、今までよりも多くシラコバトのカップルたちがうちの庭に飛来するようになって、「これぞ一石二鳥」と息子共々喜んでいます。

    Mia


    http://ameblo.jp/eiokuantiques/

  • Reply 英国アンティークス・Mia 2009年8月29日 at 1:19 AM

    9 ■Re:とっても素敵なお話ですね。。(みらいさんへ)

    >みらいさん

    正直言って、私も鳩はさわったことがないのと、その鳩が怪我を負っていたので、ちょっとドキドキしちゃいました。^^

    でも目の前の動けない鳩をそのままほうっておくことができずについ助けてしまいました。

    それでもくーちゃんが元気になってくれたことが何よりでした。

    Mia


    http://ameblo.jp/eiokuantiques/

  • Reply 英国アンティークス・Mia 2009年8月29日 at 1:24 AM

    10 ■Re:いいお話しですね。(みっくさんへ)

    >みっくさん

    この度はコメントを残してくださいましてありがとうございました。

    みっくさんも鳩を保護したことがあるんですね。野鳥や動物を保護しても助けられないことが多いようですので、今回は本当にラッキーだったと思います。

    我が家では今カナリアを飼っているのですが、みっくさんは何を飼っていらっしゃるのですか?ペットのカナリアも病気などで亡くしてしまうことがあるので、私もこうすればよかったのか、などと考え動物を飼う難しさを感じています。

    Mia


    http://ameblo.jp/eiokuantiques/

  • Reply 英国アンティークス・Mia 2009年8月31日 at 9:21 PM

    11 ■Re:良かったですね(田園くらしすとさんへ)

    >田園くらしすとさん

    ええ、本当によかったです。

    一時はどうなることかと思いました。^^

    Mia


    http://ameblo.jp/eiokuantiques/

  • Reply 英国アンティークス・Mia 2009年8月31日 at 9:24 PM

    12 ■Re:レンジャーというか救急獣医さんは(ぼの@カリヨンさんへ)

    >ぼの@カリヨンさん

    早々にコメントを頂戴しながらお返事がおそくなってしまいました。

    ぼの@カリヨンさんのおっしゃるような、動物を保護する団体はもちろんあります。

    私たちはカントリー・サイドに住んでいるので、これまでにも様々な動物を保護してきました。当然最初はどうしていいかわからなかったので、そういうところに助けを求める電話をしたんですね。そのときは、怪我をした野ウサギでした。

    話は長くなってしまうので、別の機会にでもご紹介いたしますが、結論から言いますと、怪我を負った野生動物には色んなものが寄生して病気などを他に広げる可能性があるため安楽死をさせる、というのがそれらの団体の共通したご意見でした。

    そのあたりを考えますとぼの@カリヨンさんのお友達が連れて行ってもらったというハリネズミはその後どうなったのか気にかかってしまいますね。

    そんな経験があって、それ以降は自分で保護できるものならする、というスタンスに変わってきました。元気にして自然に帰すなら自然界のサイクルを壊してしまうこともないでしょうから。

    それと英国ではこの鳩は天然記念物ではないので特に行政に一報をする必要もなかったわけですね。

    ともあれ、元気に帰ってくれてよかったです。

    Mia
    http://ameblo.jp/eiokuantiques/

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