■ 英国アンティークス

一級品で謎のお品

2009年8月22日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ペタしてね




今日ご紹介いたしますお品は、カップふたつとソーサーが一枚セットのトリオになります。





まずは写真をご覧下さい。カップのコンディションはミント(最高)で下記のどの写真を見ましても一級品の品格があることがわかっていただけると思います。






英国・コッツウォルズより愛をこめて


にほんブログ村 海外生活ブログへ
人気ブログランキングへ




ひとつにはチューリップ、もうひとつのカップにはヴィオラ(パンジー)が手描きで描かれています。






英国・コッツウォルズより愛をこめて




プレートは金の縁取りと、エッジ部分には金のワークがあります。






英国・コッツウォルズより愛をこめて






チューリップも個性ある、そして勢いある筆勢で描かれています。






英国・コッツウォルズより愛をこめて




ヴィオラの花びら、そして葉の色合いもよく描かれています。




英国・コッツウォルズより愛をこめて




そしてカップの内外、ハンドル、ソーサーにも金がふんだんに施されています。






使われている材料や、釉、そして絵付け、カップのシェイプ、ハンドルの形状を統合しますと、1800年代前半のもので、ダービー、コールポートあたりではないかと思います。





思いますって書いたのは、いろいろな条件を合わせますと、一流のお品には違いがないのですが、カップの裏にマークが入っていませんので、私の現在の知識ではこの製品がどこで作られたかということを決定付ける証拠がないのですね。





ただ、皆さまにもお知りおき願いたいのは、英国やパリの特に古いアンティーク製品には窯印のないものが多いので、気に入ったお品をマークがないからといって手に入れることを躊躇されないことをおすすめします。







私がこの品を見て、ぴんときたのと同じようにそれがそのお品とのご縁の始まりかもしれませんね。







アンティーク・カップの第一人者でいらっしゃいます和田泰志さんは、「ヨーロッパ・アンティーク・カップ銘鑑」の中で、次のようにおっしゃってます。





ヨーロッパ アンティーク・カップ銘鑑/和田 泰志



      
      ¥3,570
      Amazon.co.jp

「何千、何万というカップをみているうち、シェイプと土色だけでどのメーカーかの見分けが付くような鑑識眼ができる。そうなると、遠くから眺めるだけでカップを知ることができ、裏を返して窯印を確認する必要はなくなっていく。」







すごいですね。







私の場合、そうなるまでにはまーだまだ修行が必要だということになりますね。



にほんブログ村 海外生活ブログへ
人気ブログランキングへ


にほんブログ村








You Might Also Like

12 Comments

  • Reply futuro ora 2009年8月22日 at 2:45 PM

    1 ■素敵ですね!
    食器好きには、たまりませんね~~
    日本に住んでいたときは、食器が大好きで、
    よく買い集めていたものです。

    イギリスはガーデニングも盛んで、Miaさんがブログで紹介してくださるのが楽しみです。
    我が家はこれから庭作りなので、参考になります♪
    http://ameblo.jp/dioinme/

  • Reply カオタン 2009年8月22日 at 9:23 PM

    2 ■ステキなカップですね
    アンティークのカップって、手描きで丁寧に描いてあって、今のものとは違いますね。アンティークのカップについての書き込みを楽しみにしています。これからも沢山載せて下さい。

  • Reply フェアリーママ@大下ユリ子 2009年8月22日 at 10:49 PM

    3 ■ため息が出ます
    素晴らしいですね。
    あ~手にとって見たいです。
    http://ameblo.jp/akatyannokimoti/

  • Reply Akko 2009年8月23日 at 5:58 PM

    4 ■こんにちは
    素敵ですね。
    カップの内側に描くのはなかなか難しいと思います。
    絵も丁寧に描かれていますね。

    シェイプと土色だけでわかる、ですか。
    そうなったら面白いのでしょうね^^

    http://ameblo.jp/atelier-hazel/

  • Reply みっく 2009年8月26日 at 11:18 PM

    5 ■謎だけど素敵なお品
    ああ 良いお品ですね!
    携帯の画面では細かいところまで わかりませんが、はっきりとした筆致、色使いがわかります。金彩もしっかりしていて 均整が取れているし。
    産地と窯元まで類推できるなんて充分すごいです。
    素敵なお買い物でしたね。(^_^)
    http://ameblo.jp/mik19700729/

  • Reply 英国アンティークス・Mia 2009年8月27日 at 8:12 PM

    6 ■Re:素敵ですね!(futuro oraさんへ)

    >futuro oraさん

    ご訪問をありがとうございました!

    futuro oraさんもカントリー・サイドで家をお建てになったんですね。ログハウスなんていいですね。どうぞ素敵なお庭をつくってくださいね。これからもお幸せに~。

    Mia


    http://ameblo.jp/eiokuantiques/

  • Reply 英国アンティークス・Mia 2009年8月27日 at 8:16 PM

    7 ■Re:ステキなカップですね(カオタンさんへ)

    >カオタンさん

    たくさんのコメントを頂戴いたしましてありがとうございます!

    アンティークの魅力はやはり現代物ではできない手間のかけ方にありますよね。当時の王侯貴族がお金に糸目をつけずオーダーしたような製品が多いですので丁寧で豪華なものが目につきますよね。

    これからもアンティークのカップをはじめとします小物類を載せてまいりますので、またお立ち寄り下さいね。

    Mia


    http://ameblo.jp/eiokuantiques/

  • Reply 英国アンティークス・Mia 2009年8月27日 at 8:20 PM

    8 ■Re:ため息が出ます(フェアリーママ@大下ユリ子さんへ)

    >フェアリーママ@大下ユリ子さん

    お久しぶりです!お元気でお過ごしでしょうか?

    私はいま家から離れPCのない生活をしておりますためお返事がすっかり遅くなってしまって申し訳ありませんでした。

    ユリ子さんがおっしゃるように、この手の製品はご自身の手にとって見ていただきたいくらいです。カップから伝わってくる職人の気質と申しますか、作った人の息吹が伝わってくるような気がするんですね。

    これからも美しく・楽しい話題をお届けしてまいりたいと思いますので、また遊びに来てくださいね。

    Mia



    http://ameblo.jp/eiokuantiques/

  • Reply 英国アンティークス・Mia 2009年8月27日 at 8:25 PM

    9 ■Re:こんにちは(Akkoさん)

    >Akkoさん

    こんにちは。コメントを残していただきましてありがとうございました。またお返事が遅れましたことお詫びいたします。

    こういった製品を眺めていると、当時の職人さんの技と思いが伝わってくるようです。

    Akkoさんのおっしゃるように敢えて難しい内側に絵付けをしているのは、職人さんの自信の表れともいえると思います。それだけにこのカップは一流品であるとの思いがあるのですが、如何せん作者がわからないのが残念ですね。

    シェイプと土色で遠くから眺めるだけでその品物がわかる、という和田さんに少しでも近づきたいものです。^^

    Mia


    http://ameblo.jp/eiokuantiques/

  • Reply 英国アンティークス・Mia 2009年8月29日 at 1:27 AM

    10 ■Re:謎だけど素敵なお品(みっくさんへ)

    >みっくさん

    今日もコメントを残してくださいましてありがとうございました!

    このカップの絵付けといい(それもカップの内側に描かれていますので)色合い、筆遣い、姿、どれをとっても上級だと思うのですが、悲しいかな、私には記事の中でご紹介いたしました和田さんのようにはまいりません。

    いつかこの謎が解けることもあるかと思いますので、そのときにはまたご報告いたしますね。

    Mia


    http://ameblo.jp/eiokuantiques/

  • Reply 和田泰志 2009年8月29日 at 1:54 AM

    11 ■著者です。
    いつも楽しく拝読しております。
    頻繁に拙著の話題を取り上げていただき、有り難うございます。
    今後も英国発ならではの記事のアップを期待しております。
    カップの製造メーカーの解明も楽しみです。
    お時間がある折に、私のHPにもお立ち寄り下さい。
    http://www.antiquecup.com
    http://www.antiquecup.com

  • Reply 英国アンティークス・Mia 2009年8月30日 at 10:34 PM

    12 ■Re:著者です。(和田泰志さんへ)

    >和田泰志さん

    和田先生(申し訳ございません。私の中では和田さんはいつも先生になっていただいております)が私のブログなどを見てくださっていたとは大変驚きました。そしてわざわざコメントまで残していただきまして感激いたしました。本当にありがとうございます。

    実は先生のホームページはずっと以前から拝見してております。先生のお持ちの知識を惜しむことなく披露していただいておりますので、本当に勉強になります。また私のブログで紹介させていただいております先生の著作は私のバイブルとでもいうべき書になっております。

    おそらくこのカップも先生でしたら写真をご覧になっただけで「きっとあれだな」とおわかりになっていることかと存じます。

    今後もアンティークのことを含め、英国ならではの情報をお伝えしていく所存でございますので、お時間のございますときは時よりお立ち寄りいただければ幸いに存じます。

    今日は本当にありがとうございました。

    Mia


    http://ameblo.jp/eiokuantiques/

  • Leave a Reply

    CAPTCHA