現在、英国はコッツウォルズのとあるマナーハウスをご案内しております。
前回
はこちらの素敵なお庭をご覧いただきました。
ガーデン側から邸宅を見るとこんな感じでしたね。そして今見ている場所からいうと後ろにガーデン、
そして道を挟んでポタジェがあり、その先には広大かつワイルドなガーデンが広がっているのです。
上に「道を挟む」と書きましたが、ふと見るとその道にこんな動物の団体さんがおいでになりました
その動物とは、これです!
そう、 牛だったのです。
どどどどどーっっっっ、という音とともに半分駆け足の牛たちが50頭くらいいたでしょうか。
砂埃をあげながら歩いていきました。
道の向こう側のポタジェ側にいらっしゃるご婦人方も、にこやかにこの光景を見ていらっしゃいました。
牛がとおりすぎるのをひとしきり待った後、もう来ないかどうか左右をよく確かめてから道を渡りました。
「牛にはねられた」
なんて新聞のお笑いネタになってしまいそうですものね
皆さまも英国のカントリーサイドにいらしたときは、牛に注意してくださいね
さて、無事に道を渡り終わり(ちょっとオーバーですか?)、
向こう側のポタジェに到着(←だからオーバーだって)。
ご存知の方も多いとは思いますが、「ポタジェ」とはフランス語で「家庭菜園」のことですね。
ふだん、フランスのことがあまり好きでない英国人も、時々はフランス語を使います。
でも、流暢に話せる人は少ないです(笑)。いえ、人のことは笑えませんね
日本もそうかもしれませんが、近くの国や文化にほどライバル意識を燃やしてしまうのが
人の常のようですね。英国の人で日本にライバル意識を持っている人はあまりいないと思います。
その逆もまた然り、というところでしょうか。
‥‥すっかり話がそれてしまいました。
ポタジェは家庭菜園のことだと上に書きましたが、この「ポタジェ」という意味には、
野菜を育てるというだけでなく、お花やフルーツもいっしょに育てて、見た目に美しい家庭菜園
という意味があります。ジャルダン・ポタジェ(菜園庭園)というのが本来の呼び方でしょうね。
ですので、リークも柘植の植え込みの中に整然と植えられています。
また、黄色いポピーが文字通り華を添えています。
こちらも整然と植えられたチャイブですね。
こちらは豆類などのツル性の植物ですね。添え木もオシャレです。
こちらはその豆類のまわりにお野菜を植えています。
完全に見せることを意識したレイアウトですね。
こちらは英国の夏のデザートにはぜったい欠かせないベリー類。
ラズベリーやブラックベリーなどがありました。
そしてこちらもお野菜が植えられていましたが、奥の方に赤茶色の
ポットのようなものが見えますが、何かおわかりになりますでしょうか?
こちらはルバーブを早く成長させるためのフォーシング・ポットというもので、
ルバーブが小さいうちにかぶせて、上の光を求めてルバーブが早く育つ、
というシンプルな仕掛けのポットです。
こちらはクレマティス、私が行った5月末にはちょうど満開でした。
こちらのレースのようなお花、通称名「カウ・パセリ」です。
つまり「牛のパセリ」ってことですね。
どうりで、牛がいたはずですね~(←たまたまだってば)
名前はあまりかわいくないですが、お花はとっても素敵です。
涼しげですね。
そしてこのポタジェの奥はまだまだ広いガーデンが続きます‥‥。
季節はずれの話題におつきあいいただきましてありがとうございました。
‥‥でも、次回もまだ夏の話題が続いてしまいますので、よろしければおつきあいくださいませ。
このような記事を書いておりますと、時の流れの速さを感じます
今、ここ英国の気温はマイナスとプラスの間をいったりきたり、外は凍り付いています。
既にスコットランドなど英国北部では雪が10cmほど積もっているようです。
私の居住地域にも今週末は雪の予報が出ています。
夏の英国も美しいですが、冬景色だってなかなかのものですよ。
以下は、英国の冬景色を取り上げた記事になります。ぜひご一読くださいね。
以下は英国のマナーハウス関連の話題です。
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